
マリエ40歳にして親知らずが生えてきた!炎症ないけど抜歯すべき?
40歳で!?まさかの親知らずショック
半年に一度、歯の定期検診を受けているマリエです。
先日も歯石除去を兼ねてデンタルクリニックに行って来ました。
そこで今回は、やや想定外のことを言われてしまいました。
ずっと出てこないと思われていた親知らずの一部が、顔を出しているというのです!
私は自分に親知らずがあるという事実を35年間知りませんでした。
5年前に顎関節症でレントゲンを撮った際に初めて指摘され、「顎が小さくて元々出てくるスペースがないうえ生え方が横向きなので、ずっと埋まったままでしょう。」と言われたんですね。
でも40歳にして、左側の上下に親知らずが出てきてしまいました。
以前見たレントゲン写真では完全に横向きだったのを覚えていますが、そのため奥歯が圧迫されてきたのか、すぐ前の第2大臼歯は斜めに傾いています。
それ以上横にはいけず、ぶつかって上向きに角度を変えたため、斜めに一部だけ顔を出している状態です。
実は私、顔の左側だけむくんでいる状態が数ヵ月続いていて、ほうれい線も右はほぼないのに左だけあるのがずっと気になっていたんです。
噛みぐせや寝る時の向き(右を下に寝る傾向が強い)もあると思いますが、もしかしたらこの親知らずも原因の一つなのかもしれません。
とにかく40歳にして姿を現したこの親しらず、抜くべきか?抜かざるべきか?
今は全く炎症も起こしておらず歯も歯茎もキレイな状態なので、この判断には先生自身も悩ましいものがあるそうです。
親知らずとは縁がないと長年思い込んできた私、「親知らずを抜くのは大変」「抜歯後はすごく痛むし腫れる」くらいのことしか知りません。
そこでこれを機に、親知らずについて色々と調べてみました。
なぜ親知らずは正しく生えないの?
前述のとおり、私の親知らずは横向きに生えています(水平埋伏智歯)。
ほかにも傾いて生えたり、そのため歯の一部しか出てこられなかったり、あるいは顎の骨の中に埋まったままだったり…他の歯と並んで正常に生えないケースは非常に多いです。
その際たる原因は、顎の骨が発達しなくなったこと。
固いものが中心の食生活を送っていた昔の人は顎の骨がしっかり発達したので、親知らずが正常に生えるスペースは十分にあったそうです。
ところが柔らかい食事が多い現代人は顎の骨が十分に発達せず、親知らずが正しい位置に生えてくられなくなってしまったんですね。
また私の親知らずは左の上下と右下の、計3本です。
必ずしも4本生えるわけではないということも今回初めて知りました。
(1本でも抜く歯が少なくて良かったと思うことにします。)
多くの場合は遺伝だそうで、2本だけ・1本だけという人もいれば、生涯親知らずが生えない人もいるそうです。
親知らずを放置するとどうなるの?
私の親知らずは今、ちょっと顔を出している程度で、虫歯になったりはしていません。
でもこの先ずっとそうである保証はないわけで、むしろ炎症を起こしやすいうえ、いったんそうなってしまうと治療が困難です(大部分が埋まっているので)。
私の友人にも、斜めに生えている親知らずが何度か虫歯になり、最終的に大変な思いをして抜いた人がいます。
親知らずはほかにも、以下のような多くのトラブルの原因になり得ます。
1.下顎智歯周囲炎になりやすくなる
親知らずは一番奥にあるため磨きにくく、不衛生になりがちです。
そのため細菌が繁殖して炎症を起こし赤く腫れ上がり、痛むのはもちろん、口を開閉したり食べ物を飲み込んだりすることさえ困難になるなど、様々な症状をもたらします。
2.口臭の原因になる
親知らず付近はばい菌の温床となりやすいため、虫歯だけではなく口臭の原因にもなってしまいます。
胃や腸などの消火器系が健康で口の中を清潔にしているつもりでも口臭がする場合、親知らずのせいであることは多いそうです。
3.歯並びを悪化させる
私のように親知らずが正常に生えるスペースがない場合、常にすぐ隣の奥歯・第2大臼歯を圧迫し続けます。
すると歯列全体が押され、歯ならびに悪影響を与えてしまうのです。
耐えず圧迫され続けた第2大臼歯の親知らず側の歯根は、溶けて親知らずに吸収されることさえあるそうです。
そうなるとこの歯自体も合わせて抜かなくてななりません。
4.顎関節症を招く
親知らずが正常に生えないと噛み合わせも悪化し、それが習慣化すると顎の関節の負担となるので、顎関節症になることもあります。
実は私自身ここ数ヵ月間、親知らずの生えている左側の顎関節だけガクガクと音がするのが気になっています。
親知らずどうする!?マリエの結論!
以上のように、異常な生え方をしている親知らずを放置しても良いことは何一つありません。
今回の先生も「今すぐ抜く必要があるかといえば、緊急性はありません。でも遅くなればそれだけ炎症が起こる可能性も高まります。なるべく早く抜いたほうが良いでしょう。」とおっしゃっています。
今は全く問題がなくても、50代になると疾患を抱える可能性も高まり、投薬や治療に制限が出てくるかもしれないという指摘もありました。
するとリスクが高まり体全体のことを考えなくてはなりませんし、体力面でも患者自身の負担が増えてしまいますね。
というわけで、40歳にして顔を出した私の親知らずたち、1本残らず抜いてしまうことに決めました!
切開が必要なため大きな病院に紹介状を書いて頂き、本日予約の電話をしたところです。
ただ、親知らずの抜歯においては心配なこともいくつかあります。
・歯茎切開が必要だが、神経が近いと顎付近の痺れなど後遺症が残るケースもある。
・口が小さかったり顎関節症で口が開きにくかったりする場合は、抜歯の器具が入れにくくて時間がかかる。
上の問題は誰にでも当てはまることですが、下のはまさに私の特徴です…。
また、一度に行うのか二度に分けるのかなども気になります。
実際に抜歯をした際には、このへんのところをしっかりレポートしたいと思います。
ただ口腔外科はものすごい混み様だということで、来月半ばの受診になりました。
年内に手術してしまいたかったのですが、年を越すかもしれませんね。
といわけで今回はお口のヘルスケアについてのお話でした。